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ブログ 心's LOOM

メタモルフォーゼ

2012年06月25日

オフの今日は台風と大雨の後始末でした。えっ、今頃?とは言いませんように…。
散り散りになった葉っぱとか枝などをほうきで掃き、折れた枝などをバキバキ鋏で切っていたら、なんとこんなものが。

擬態化

わかりますか?危うく切りそうになったのですが、ニョロンニョロンと動いてくれたのでわかりました。
しかし、うまく、擬態化していますね。

さて、昨日ご紹介した文献ですか、「あれは一体薦めているの?そうでもないの?」というご質問がありました。答えは「どちらでもありません。というよりも、どちらもyes」かな。つまり答えはグレーゾーンにあって、こういう本も世の中にはあるのね、ということでご紹介しました。

ちょっといい加減な説明なのでもう少し加えると、あるタイプの人たちにはとても役立つと思います。
例えば、BPのお子さんがいて過干渉気味に関わってしまう親御さんたちには、境界線の引き方が明確に述べられているので参考になります。「愛情をもって距離をとる練習」など。

私が手放しにいい本だと言えないのは、「BPは脳の病気」、「洗脳」、「日常の容疑者を逮捕する」etc.といった、その物騒な言葉遣いが引っかかるからです。これでは「悪いのは誰それ」という視点から離れられず、自分の変化を生じさせにくいと思うからでした。
またもっといい文献があったら逐次ご紹介しますね。








BPD実践ワークブック

2012年06月24日

本屋さんでたまたま手にしたワークブックをここ数日やっていました。
その名も、
クリーガー.R シャーリー.J.P. 著 遊佐安一郎 監訳(2006) 境界性人格障害=BPD 実践ワークブック 星和書店


境界性パーソナリティについてはこちらを読んでいただくとして、BPDの人とどのように付き合っていくか、という具体的対処方法が書かれた内容でした。

感想として、今現在非常に悩んでいる方には、ノートと鉛筆とやる気さえあれば、ためになる箇所が多々あると思います。そうではなくて、ACということを自覚している人にも、役立つところが多々あります。ちょっと翻訳のせいなのか、主語が明確ではなく意味が通じにくいところもあるのが難点です。

ただ、BPと nonBP (ボーダーと日常的に関わる人)の二者関係の、罪のない nonBP のための対処法ということが強調されすぎているように思われました。なにしろBPDを、4タイプ「魔女・女王・世捨て人・捨て子」に分類していて(女性に多いけれど、どうして女性なの?)、あなたの関わっているBPはどのタイプ?」という項目もあるのですから、この本はなに?という感想を抱かずにはいられません。

著者がソーシャルワーカーとジャーナリストによるものなので、心理学本というのではなく、実践本と受けとめておいた方がいいでしょう。


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猫の目のサムネイル画像



Hereafter

2012年06月23日

本日は映画について。

クリント・イーストウッド監督の『ヒア アフター』(2010, 米)を観ました。
これは映画の冒頭にインドネシアの津波のシーンが描かれているために、日本では1ヶ月弱で公開中止になった作品です。hereafter とは、来世という意味です。

物語は、フランス人の女性とイギリス人の男の子(10才くらい)とアメリカ人男性のそれぞれの物語がいつしか国境を越えて接点を持ち始め、それぞれの人生に変化の兆しが見え始めるという、とてもしっとりとしたお話でした。

女性は津波の被害者で、そのとき「死後の世界」のようなものを垣間見たことから自分の生活がしっくりいかなくなる。男の子はドラッグとアルコール依存のシングルマザーの元で育てられ、ある日突然双子の兄を事故で亡くしたことで深く傷つき、心のどこかで兄を探し求めている。アメリカ人男性は、亡くなった人と交信できるという特殊な才能のために社会の中で傷つき、ディケンズの朗読ラジオ番組を毎晩楽しみに生きる孤独な青年。

私は俗的なイメージの死後の世界も霊能者の類いも信じていないのですが、もしもこのような能力のある人だったら、さぞかし社会に利用され、身内にも利用され、人間関係にも傷つき、きっとこの人のように孤独と寂しさのなかに生きることになるんだろうな…と深く共感することが出来ました。クリント・イーストウッド監督の手腕はさすがだなと…。

死後の世界があるか否かの話ではなく、人が人に出会って心の傷を癒やし、人生の一歩を踏み出す映画なのだと思いました。

一枚の葉






touching

2012年06月22日

さて、昨夜はリフレクソロジーをしてもらいました。
どうだったか?

「えっ、もう終わり?」というくらい心地よい時間はあっという間に過ぎてしまいました。憶えているのは、ラベンダー配合のオーガニックパウダーをふりかけてもらい、親指から順に優しく揉まれていったこと。「もっともっと手荒く御願いします」と思わず言いかけたけれど、指圧のようにグリグリグイグイ押すのではなく、あくまでもソフトタッチ。痛みではなく、刺激を与えれば十分なのだそうです。

何でも冷たくて(血行不良)、首、肩、頸椎、甲状腺、横隔膜、気管支のあたりがコリコリしているのだとか。横隔膜は痛みも感じました。「血行不良」は、学童期から最も自覚していること。いろいろ工夫もしているけれど、定期的に血の滴るステーキでも食べたほうがいいのか…。

開始時には既往歴や普段の生活スタイルなどを聴かれ、終わりは深呼吸で締めます。「もの足りないよ〜」と思いきや、立ってみると違いがわかる。足が軽く、とても安定しているのです。テーピングしてもらったためもあり、遠路軽々と帰ることができました。

足は毎日毎日「私」を支えてくれる大切なもの。自分でも時々、労ってあげたいものです。

一人暮らしの方は、自分で香りのいいオイルなどを付けて、「毎日ありがとう」と気持ちを込めて軽く揉む。
家族で暮らしている方は、お互いにやってあげる。どちらか一方というのはNG。

リフレクソロジーのサムネイル画像




心と体(足)

2012年06月21日

ビルの間から見えるわずかな空間にも、昨日はこんなきれいなピンク色がありました。朝と夕方の空ほどきれいなものはないな…といつも思います。ただ朝は「さあ…」という気持ちになるのに対し、夕方は少々センチメンタルな気分になります。不思議なものです。

バニラスカイ

今夜はこれからここでリフレクソロジーをしてもらいます。リフレクソロジー(反射療法?)ってご存じですか?何でも「足」は全身の反射部位らしく、そこをほぐす(?)ことで体の症状の改善をはかるのだとか。中国の足つぼとも足マッサージとも異なるようです。

今夜施術してくれるのは、一緒に臨床心理学を学んだ元クラスメイトです。彼女は「心」に向きあうより、「体」に向きあう方が性に合うかも…と現在リフレクソロジーを学んでおり、ケーススタディ実習の一環として無料でやってくれることになりました。彼女のような人格のバランスのとれた人ほどもっと臨床の世界にコミットしてほしいのですが、新しいことにチャレンジする精神は素晴らしいなと思います。

心と体は切っても切り離せないもの。いや、心身という二分法で考えること自体、今やナンセンスなのかもしれません。
これから数回に渡る施術をとても楽しみにしています。昨夜は足をごしごし洗ってきました。あとでフットシートも利用します。最近はいいグッズがあって良かった。なんせ足は蒸れますもんね。ではまた経過をご報告しますね。





書店巡り

2012年06月20日

昨夜の嵐は各地に大きな爪痕を残していったようですね。
皆さんはいかがでしたか?

駅に降りたら大雨、大風が吹きつけており、駅の軒先に暮らすツバメたちもジッ…と巣の中にいるようでした。親鳥が1羽だけ、巣の横で見張っていましたっけ。今朝出かけてくるときはどの巣も無事だったので、案外丈夫に出来ているんだなーと感心しました。樹木の枝は簡単に折れてしまうのに。

戸外では比較的一晩中サイレンが鳴っていたので、ひやひやして眠りが浅かった…。注意を喚起するためのものかなと思っていたら、市中で被害があったことを今朝知りました。神保町付近でも街路樹が倒れたらしく、早速直していました。

さて、本日はお昼に時間が出来たので、神保町すずらん通りにある『東京堂書店』(東京堂書店)へ行ってきました。老舗の本屋さんで今春リニューアルしたばかり。3階までの各フロアにはカフェがあって利用できます。何でもロンドンの書店を参考にしたのだとか。

うーーん、そう思えばそうであるし…、といった具合。壁にはモノクロの写真が飾られていたり、おしゃれで落ち着きますが、心理関連の本はあまりありませんでした。間違って既に持っている本を買ってしまったし。今度はお茶でもしに行ってみるとするか…。

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レモンドリンク
↑ この飲み物はよほどの肺活量がないと(涙)。作った人は飲んだのかな?




台風の日

2012年06月19日

蒸し暑いです。
台風が気になって気象庁のホームページを見たら、なんとも見にくく何に注意をしたらいいかよくわかりませんでした。地震速報は結構使えるんですけれどね。こういうときはやはり一目瞭然のTVにはかないません。

ニュースサイトの予報を見たら、今夜から関東地方は大雨・暴風域に入るとのこと、また電車が動かなくなると大変なので本日はノロノロせずに早めに帰ることにします。あ-、イヤだな。大雨も暴風も、家が古いのでミシミシ…鳴るのです。どうぞ吹き飛ばされませんように…。

どうぞ皆さまも、情報に留意しつつ、お気を付けくださいね。

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研数学館
↑ 神田の古い建造物第二弾、研数学館(元専門学校)です。確か1929年くらいのもの。端の部分は「和民」になっており、メインは日大の校舎だと思います。



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